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一息ついて・・アンゴラ

ブログを見てくださっている皆さん、遅くなりましたが、近況報告です。
ピタンガ!のレコ発が2月2日無事に終わった瞬間(後日改めて文章、写真等アップしますね)、打ち上げもそこそこ、ベッドに倒れこみ、明け方に実は風邪をひいていたのだと知りました(遅い!)。ほっとしたのか、旅で美味しくも危険なものを食べ過ぎたのか、疲れが押し寄せたのか、ひとまず寝て寝て眠りました。

4日はアンゴラ大使館のアンゴラ・日本友好昼食会で演奏。近隣の人たちを招いての昼食会には、私の大好物ムアンバ、カルルがてんこもり。リスボンで食べた懐かしいアンゴラの味!
ゆるーい雰囲気の中、ギターの鬼怒無月さんとアンゴラの曲を3曲を含めて6曲、歌いました。鬼怒無月さんのギターにいたく感心したマルンゴ新大使は、素晴らしい歌い手でもあり、鬼怒さんの即興伴奏で、ジャマイカの歌をブルースシンガー顔負けの低くよく通る声でグルーヴィーに歌われました。こんな音楽好きな大使、見たことないよ!でも、カーボヴェルデでもアンゴラでも、政治家には優れた詩人や音楽家がいたっけ。日本でも短歌や俳句や漢詩や詩吟で熱い演説するようなシブイ政治家、いないかしら!それでこそ、美しき国 ・・・・。

アンゴラは4月に訪問することになっています。リスボンに初めて行った時から、とても縁があるアンゴラ。行ったことはないけれど、アンゴラの独立記念祭で歌ったり、ヴァルデマール・バストスと出会ったり、とにかくアンゴラの音楽とはいつも近くにいました。だから今回招待されることになり、長い間のその縁がつながることが、とても嬉しいです。

アンゴラといえば、ポルトガル人がブラジルに連れて行った最初の奴隷は、アンゴラからの人たちでした。だから、バイーアはアンゴラの兄弟と言われるほど、アンゴラの文化が残っています。ビリンバウは、アンゴラではウンゴと呼ばれる楽器。そして、サンバのもとになったと言われるリズム、センバはすごく格好いいグルーヴで、聴くと勝手に腰が動いてしまいます。アンゴラは巨大な国。部族によって言葉も音楽もまったく違っていて、内戦のときはその違いも争いを複雑なものにしていました。
それでも、平和がやってきた今、どんどん豊かな文化が戻ってくるはずです。4月に行って、アンゴラ中を旅して、そんな現実を見てきたいと思っています。

風邪も治り、京都に戻ってきました。ブラジルに行く前にあと2回あるライブ、思いっきりやりたいと思います。
by miomatsuda | 2007-02-08 17:37 | ◆日々雑感/Notes

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