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活龍水に滞らず

新春のお慶びをもうしあげます。

2012年、辰年、ドラゴンイヤー到来!
天に昇る龍の気の如く、心に希望あふれる一年となりますように。


年がかわると、新しい風が胸のなかに吹き込み、
再出発だという心地になります。

迎春、新春という言葉のあたたかさを、
今年はもっとそれを感じます。


活龍水に滞らず_d0101430_12211058.jpg

南禅寺の禅道場「金地院」の門にこのようなことばが書かれてありました。

俊鳥は林に栖まず
活龍は水に滞らず

胸にしかと抱いていこう!と思う言葉です。

鳥は林から飛び立ち、空を自由にはばたくもの。
龍は水中と天を行き交うもの。
林や水にとどまるものではない。

力がみなぎるような、言葉です。

今までに辰年の年賀状、書いた覚えはないなあと思っていたら、12年前のそのころはカナダにいたからでした。
カナダでインディアンの人たちに歌を習っていたころ。2000年の幕開けは、雪深い内陸の町リロワットのの3日3晩のパウワウの儀式でした。踊り歌い続け神がかる人たちを見つめていました。あのときの歌声、太鼓、ワシの羽根の揺れる音、ダンサーが体中につけた鈴の鳴る音、昨日のように鮮明におぼえています。

インディアンにとって東西南北の全方角を示す4年は一区切りの数字です。4年が区切りとすると、その倍数の12年という数もまた大きな区切り。今年から新しい出発だという気持ちになります。

「俊鳥」「活龍」の心地でこの1年すごせるよう、励んでいきたいと思います。

今年も、どうぞよろしくお願いします。
by miomatsuda | 2012-01-07 12:20 | ◆日々雑感/Notes

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