新譜"COMPAS DEL SUR"
2011年 09月 16日
10月19日に、ウルグアイ、アルゼンチンで録音してきた新譜が出ます!
タイトルは、「コンパス・デル・スル」
「コンパス」COMPASには、羅針盤、コンパス、方位磁石など方角を告げるもの、円を描くものという意味。そして、音楽用語では、拍子、リズム、特にウルグアイでは、グルーヴのことも言います。
南のCOMPAS。このアルバムは、2010年に「クレオールの花」そして、南米ツアーで出会い、親交を深めたウルグアイ、アルゼンチンのミュージシャンたちとの、かけがえのない素晴らしき音楽的出会いを、音に残しておきたいという思いで、作りました。
作り始めてから今まですでに2回南米を回っているので、膨大な思い出、語り尽くせませんが、3月までさかのぼって、少し録音の話を書きます。
3月11日にアルゼンチンで始まったレコーディング、ラプラタ川を2往復しながら、あいだにライブを挟みつつ、録音してきました。
ウルグアイではウーゴ・ファトルーソと一緒に素晴らしき仲間が大集結してくれて、にぎやかな3日間。
カンドンベのマスターであるルーベン・ラダのスタジオで、ラダがお菓子を差し入れしてくれたり、楽しかったです・・・!
ディエゴとエンジニア&キーボーディストのグスタボ・モンテムーロ。
ベーシストのウルバノ・モラエスとギターのチャパ。彼らが10年前に作った曲"AZUL"に日本語の歌詞をのせて録音しました。
ウルバノはエドゥアルド・マテオのバンドで長年ベースを弾いていた人。歌も、彼の曲も素晴らしいです。
ブエノスアイレス1回目には、ギタリストのオラちゃんこと、オラシオ・ブルゴスと、フォルクローレの「ラ・ポメーニャ」。彼とは去年のコルドバ公演で共演、その時の忘れがたい瞬間を録音しておきたかったのです。
ブエノス2回目には、カルロス・アギーレが、パラナの町からバスに乗って来てくれました。
彼の美しい2曲を録音。
ちょうどスタジオにやってきた写真家マリア・ビルバも一緒に聴く。
マリアと意気投合して、翌日写真を撮ってもらうことに。デザインはすべて彼女がやってくれました。素敵な出会いに感謝。
帰国後、CDの仕上げをするため、7月にまたモンテビデオ、ブエノスアイレスへ。
すっかり冬の装いで、モンテビデオの老舗スタジオ、SONDORでウーゴと一週間、CDのミックス。
SONDORの前でマテ茶を飲むウルグアイ人。エンジニアのグスタボとウルバノ。
冬の週末に町を熱くするカンドンベのジャマーダ。
1ヶ月後、リリースです。
ウルグアイとアルゼンチンの時間が凝縮されています。
ぜひ楽しみにしていてください♫
そのほかの思い出は、近々旅日記でアップします。
p.s
ウーゴ・ファトルーソは、今ヤヒロトモヒロさんと日本横断中です。
明日は新宿ピットイン!
by miomatsuda
| 2011-09-16 17:26
| ◆新譜"COMPAS DEL SUR"