松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
by miomatsuda
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<   2012年 02月 ( 6 )   > この月の画像一覧

ペルナンブーコのカルナヴァル その3
火曜日は、レシフェの旧市街で行われるカルナヴァルの最終日。

夕方、パッソ・アルファンデガという建物で、ペルナンブーコのテレビ局の生放送の番組で歌うことに。
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 この曲をこのキーで、という打ち合わせだけで、昨日おぼえたフレーヴォを歌う。歌手の人が歌詞カードを貸してくれたり、とても優しい。昨日覚えたフレーヴォを歌う。歌手の皆さんの歌を隣で見て聴いたりしているうちに、一日たったら、歌にもっとスウィングを感じるようになっていた。こんなふうに歌を体にしみこませる。
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とても優しくて、もちろんめちゃうまいメンバーの皆さん。

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プレゼンテーターのRogerさん(仮装中)
放送の後のパッソ・アルファンデガ。とても素敵な場所。
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それから、だ。
開会式が行われたマルコ・ゼロ広場の最大のステージで、カルナヴァル最後の演目が行われる。
200人のフレーヴォのオーケストラに著名な指揮者が一同に介して、しかもアルセウ・ヴァレンサ、エウバ・ハマーリョやファファ・ヂ・ベレン、ルイーザ・ポッシや、地元の素晴らしき歌手たちが演じる。
今年のカルナヴァルは、シンガー、コンポーザーのアルセウ・ヴァレンサに捧げられたのだが、当人が誰よりも力強く素晴らしい声で貫禄の「現役」ぶりをみせてくれた。かっこいいーー!!

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これはヘナータ・ホーザとアレッサンドラ・レアォン。

なんとこのステージで、SPOKのゲストで歌うことに!

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インターナショナルゲスト、として呼び込まれて、歌手のグスターヴォ・トラヴァッサ氏とデュエット、カルナヴァルの最も大切な歌とされる"Ultimo Regresso"を初めて歌った。プラッサを埋めるいっぱいの人がみんな一斉に歌っているよ!ステージから見る眺めは、感動的だった。
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こういう歌はだいぶ古い。若い人までがこの古い祭りの歌を全身全霊をかけて歌っている。これぞ文化が伝承されていく美しいあり方だと思う。

グスターヴォさんは、カルナヴァルの幕開けを告げるイベント、ガロ・ダ・マドゥルガーダを取り仕切る人で、とってもオープンで素敵な人。
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彼はステージから降りた後、とっても嬉しそうに言った。
「あのエネルギーを見たかい、美しいだろう。ペルナンブーコのカルナヴァルにはリオとは違う熱がある。カルナヴァルの主人公は、普通の人たちなんだ。みんながアーティストなんだよ。みんな仕事も、やらなきゃいないこともやってしまった。今はただ楽しむだけなんだよ、楽しまなきゃいけないんだ」
この言葉に、カルナヴァルの本質があって、カルナヴァルを仕切る人は、人々の心をよくわかっているし、その心に沿っている。

最後の最後には、出演した歌手やマエストロ達が一斉にステージで歌って踊る。私も手をひっぱられてステージへ。200人のオーケストラが一斉にカルナヴァルのテーマ曲Vassourinhaを吹いて、みんな踊った。
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最後にステージへ行ったときは夜も白んでいた。
そのまま歌手の人に手をひっぱられて、フレーヴォ隊とともに、広場へと降りる。最後は観客と一緒になって行進!信じられないようなスウィングで広場をゆく管楽器隊。
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やはり信じがたい、このかっこよさ。ジプシー、ユダヤ、アフリカ、ポルトガル、アラブなどなど、混ざり合って進化を遂げてきたこの音楽。ただDNAが混ざっただけじゃなくて、「もっと細かいシンコペーション」「もっと早いタンギング」「もっとかっこいいリズムアレンジ」「もっとすごい踊り」を人々が、お互い刺激を受けながら、それぞれ求めてきたとしか思えない。
愛される音楽文化にはそれぞれの地の人々の好みがあらわれるけれど、ここはなんといってもスウィングだろう。(スウィング、というとジャズのスウィングではなくて、ノリ、のこと)沸騰するようなスウィング。ペルナンブーコならではのかっこよさ。
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燃え尽きた私たち。

ありがとう、レシフェのカルナヴァル・・・。
今年は本当に特別だった・・・!!
レシフェにこれからも戻って、この素晴らしい音楽を浴び続けたいと思う。いつ呼ばれてもいいように(笑)フレーヴォももっと覚えよう、と思う。

灰の水曜日の朝のレシフェ。
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by miomatsuda | 2012-02-28 06:50 | ◆旅日記/Traveler's note
ペルナンブーコのカルナヴァル その2
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レシフェの海辺。この場所は、ブラジリア・テイモーザというレシフェの中で一番古い海辺の町。
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夜になって、マラカトゥの最大の儀式Tambor Silenciosoへ。
マラカトゥは、私がブラジルで一番好きなリズムかもしれない。初めてレシフェで聴いてから体中にあふれているリズム。もちろんアフリカ起源。

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それぞれのナサォン(グループ)がそれぞれのリズムアレンジと衣装で、テルソ広場に集まる。

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日本人のMOZOさんも叩いているEstrela Brilhante、大好きなナサォン。イガラスーという、ペルナンブーコで最も古い町のグループ。それだけに伝統は深い。一発目から響きが違う。

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メストリ(マスター)の指揮に従って、皆、叩き、コーラスをする。カンドンブレの信仰と結びついた歌たち。彼の歌は魂にひびいてくる。
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待ち時間にホーダ・ヂ・コーコ。輪になって、女性達が踊る。
素晴らしき音と色の祝祭。
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それから移動して、カーザ・アマレーラのステージへ。
1時過ぎから、大好きなフレーヴォのオーケストラSPOK FREVO ORQUESTRAのステージが。
楽屋に挨拶に行ったら、なんと飛び入りゲストで歌うことに!
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SPOKと。
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このSPOK FREVO ORQUESTRA、ものすごくかっこいいので、聴いてみてほしい!
ちょっと前のだけど例えばこれとか。

「ジャズはミシシッピ川から
フレーヴォはカビバリービ川から」とある。
ちなみに日本に住んでいる管楽器奏者Gustavo Anacleto氏はこのSPOK FREVO ORQUESTRAのメンバー!

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もともとヨーロッパ起源の軍楽のマーチだったのが、いろいろな遺伝子を吸込んでこんなものすごいスウィングと早弾きとアクロバティックな踊りになった。踊りは初めて見ると、ただあんぐり口をあけるだけ。
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ダンサーたちとバックステージで踊る。
最高のスウィングに身をゆだね、沸騰するお客さん。
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一日に3回もステージをしたあとのオーケストラの皆さん。明け方に、なんとも幸せな気持ちで帰った。
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by miomatsuda | 2012-02-28 06:01 | ◆旅日記/Traveler's note
ペルナンブーコのカルナヴァル その1
ブラジル、ノルデスチ(北東部)のペルナンブーコ州、レシフェのカルナヴァル(カーニバル)。
一年に1週間だけ、祭りが町中を支配し、人々が喜びに歌い、踊り、仮装しては遊ぶ、素晴らしい日々。

レシフェの町は、ポルトガルはもちろんオランダの影響が強く、ユダヤ人の南米最初のシナゴーグがあったり、砂糖貿易で巨万の富を築いていたり、混じり合った人種、文化、音楽がなんとも魅力的な場所だ。
初めて行ったときは、旧市街で聴こえてくる様々な音と目に入ってくるいろんな音楽は、頭がくらくらするほど刺激的だった。
今回も本当に毎日毎日道に出て、いろいろな音楽を楽しんだ。昼過ぎに町へ繰り出して、明け方に帰ってきては寝る、という6日間。
何しろディープなので、とりあえず写真で少し紹介します。
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カルナヴァルの幕開けは、ナナ・ヴァスコンセロスの指揮で10のマラカトゥのグループが一斉に叩く!突然の大雨もこの開会式の時だけはぴたっとやんだ。

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 人々が町を埋める。マルコ・ゼロ広場は毎晩こんなかんじ。毎日ブラジルと世界中のアーティストが演奏し、もちろん無料でみられる。

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 雨が降ってもみんな、傘をもって踊る。

次の日は内陸のゴイアニアという町へ、カヴァロ・マリーニョとブンバ・メウ・ボイをあわせたボイ・マリーニョというグループに参加した。メストリ・アンブロージオのメンバーのエルデールに続いて、踊りながら町を賑やかし、歌試合を盛り上げる。町を練り歩き、尊敬されるマスター達の庭先で演じる、サトウキビ畑の育んだ民衆芸能。
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 バスの中から盛り上がる。
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誘ってくれたサナエさんは、8年間レシフェに住んでいる、ペルナンブーコの様々な音楽芸能の研究家。最強のガイド&お友達。
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衣装にも着替えさせてもらった。いいな、これ!
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列を組んで町へ繰り出す前に、このご神体の牛(ボイ)を囲んで儀式。

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シンプルなメロディーの中で素晴らしく韻を踏んで即興するマスター達。30分以上続いたことも。

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Boi Marinhoのリーダー、エルデール。
途中で雨が降ってびしょぬれになりながらも、楽しかった!
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by miomatsuda | 2012-02-28 05:43 | ◆旅日記/Traveler's note
エッセイ連載スタート
音楽雑誌アルテスのFacebookページに、エッセイ「歌をさがして〜em todo o CANTO〜」連載スタートしました。これから南米を旅しながら、歌や文化、旅について書き綴っていきたいです。
ブラジル、バイーアから第一回「イエマンジャーの海」お届けします。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=161848130597362&set=a.161848127264029.34210.161097707339071&type=1
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by miomatsuda | 2012-02-10 09:07 | ◆最新情報/News
海の女神へ
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2月2日は海の女神イエマンジャーの祝祭でした。
アフリカ起源で、海辺の漁師や船乗りたちの守り神であるイエマンジャー。
バイーアの母ともいえる大切な女神様です。
母なる海へ感謝と祈りを捧げるため、彼女の色である白と水色を身につけた人たちが集まってきます。
私がバイーアに来たのは、まさにこの祭りのため!
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アフリカ起源の宗教がカトリックやスピリチュアリズムと結びついた「ウンバンダ」の人たちの儀式の場が海辺に軒をつらね、太鼓、歌、あらゆる音が海の音と混じり合い、感動的な祝祭でした。
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内陸部のイララの町の人たち
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イエマンジャーへの捧げもの

私が歌っている「オラソン」は母なる海を象徴するイエマンジャーへの祈りの歌です。
この歌をうたって花を海に贈りました。
挨拶は、オドヤー、イエマンジャー。
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遥かむこうの日本の海にも届きますように。
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by miomatsuda | 2012-02-06 00:15 | ◆旅日記/Traveler's note
バイーア
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ブラジルのバイーアはサルヴァドールにいます。
5日前に着き、真冬から真夏へ。なんとも不思議な感じです。
着いたとたん、バイーアの太陽と長年のお友達に歓待してもらって、感激です。
これから4ヶ月近く南米にいるのですが、まずブラジルのノルデスチ(北東部)にゆっくり滞在します。

今回の旅は、今まではひとりでいろいろな体験をしては帰っていっていたのを、なるべく書き留めていきたい、そしてリサーチをしたい。南米の素晴らしい音楽、文化、風景・・・私が見ているものの価値にもう一度感動して、みなさんにシェアしていきたいと思っています。
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名物アカラジェ
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北東部の果物
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バイーアといえば、ムケッカ。

南米の旅の日々のエッセイを「アルテス」のwebページに載せていただく予定です。
すでに毎日いろんな発見やアイデアが頭をめぐっています。
音楽、歴史、人、食べ物、いろいろ書いていく予定です。
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明日は、2月2日、バイーアで愛され親しまれる海の女神イエマンジャーの祭りへ繰り出そうと思います。
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また折にふれてブログでも報告します!

AXE !
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by miomatsuda | 2012-02-02 07:45 | ◆旅日記/Traveler's note