松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
by miomatsuda
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<   2011年 06月 ( 4 )   > この月の画像一覧

時間に咲く花
先週、3泊だけ、仙台へ行ってきました。
南米に経つ前に、どうしても行きたかったのです。

仙台にはブラジル人のお友達で、以前コンサートを企画してくれた大槻ヴァレリアさんがいます。彼女に会いたくて、そして被災地を訪ねたくて、行ってきました。ヴァレリアさんは、サンパウロ生まれ、お祖父さんが宮城の出身。宮城の日本人の旦那さんとともに、宮城に暮らすブラジル人や外国人のために、Brazil Cafe http://brazilcafe.exblog.jp/ を通して以前から地域のために活動してきましたが、今回、震災の後、復興を応援するため、世界中に仙台の情報を発信しています。

彼女は若林区に夫婦で住んでいて、家は大丈夫だったものの、親戚で何代も続いていた家を流され被災した方が大勢います。命があることに感謝しながら、今こそ皆で助け合おうと、持ち前の日系ブラジル人の逆境に負けない助け合い精神で日々頑張っています。
震災から何日か後に、大阪から20人のブラジル人のキリスト教信者さんたちが400人分のお肉を持って、避難所でシュハスコをして、本当に喜ばれたそうです。

さて、泥かきのお手伝いをするつもりが、雨続きでセンターが閉まっていたので、教会のボランティアの方が石巻まで連れて行ってくれました。もう3ヶ月経ったのに、津波の荒れ狂った様子がまざまざと残っていました。人の手が入り、ましになったとはいえ、あの惨状には言葉を失いました。(ボランティアの人たちの頑張りで、だいぶヘドロは掃除されてはきましたが、まだ人出が足りていないようです)

牡鹿半島に入り、自衛隊の車両しか入らないようながれきの骸の街を通り、雄勝に行きました。雄勝は、私の曾祖父の実家があったところで、それから身一つで大陸(旧満州)に渡り、まだ会ったことがない親戚が大勢住むところで、いつか行ってみたいと思っていたところでした。硯の産地で、また、伊達政宗特注の大型船などを建造していたそうです。海とともにある町だったのです。その防波堤もむなしく破れ、町は壊滅。町役場の上には、バスが乗ったまま、以前の面影は、ひしゃげたお寺のお堂や、「工芸館」の看板にしかみることができませんでした。

この惨状に、サラエボを思い出しもしました。違うところは、サラエボや戦争の後の街は、みな人間が破壊したものだということです。東北は、津波という人間には抗うことのできない、自然の力によってだということ。地球が肩をすくめたような、自然の力によって、人間の培ってきたもの、耕した畑、守ってきた家は一瞬にして奪われるのだ、とまざまざと示していました。

雄勝に入った時に、たくさんの鳥のさえずりが聴こえました。キジや小鳥が車の前を横切り、緑の中でなにごともなかったかのように美しくさえずっていました。曾祖父が好きだったという「美しき天然」の歌「空にさえずる鳥の声、峯より落つる滝の音・・・」と口ずさみたくなるように、聴こえるのは、鳥のさえずりとクレーンの作業の音、あとは静寂そのものでした。そして、がれきの家の骸の横に、ピンクの大輪の薔薇が咲いていました。雄勝小学校の前には、小学生達が書いた看板がありました。
「おがつ、絶対ふっかつ」
その決意の文字を見て、不思議なものです。心に希望が湧いてきました。
あとは、再生しかない、誕生しかない、復活しかない、と。

遠くに住む人間の心にも傷を残した大震災、私は以前と同じようには日々を過ごせない。私も一緒になって復活しなきゃいけない。雄勝を始め、東北の復興と共に歩いていきたい。

ヴァレリアさんとそういった話をしながら、一緒に「人間・復活」プロジェクトを始めることに決めました。仙台も少し海側にいると、まだ手つかずの被災地が広がっているし、被災者の方々も、仮設住宅に入居して、時間はあれど心のケアが滞っているようです。
「ゆっくり何年もかけて、心あわせて復活していかなきゃいけない。街よりも人間復活だね」と話しながら。
日系ブラジルの愛情深い、助け合いの文化はきっと人間復興の力になると思っています。トークライブなどを地域に根付いた場所から定期的にやろう、と決めました。

がれきに咲く花があるように、鳥がさえずるように、人もまた宇宙の神秘的な力で生かされている、だから、復活もできる。がれきの中にあって、心の奥底に芽生えた力がありました。「がんばるぞ、人間! 」

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by miomatsuda | 2011-06-27 12:21 | ◆日々雑感/Notes | Comments(2)
歌日記
ここ最近、一つ一つのライブについて、ゆっくり報告できませんでしたが、ちょっとした歌日記を書きます。

北海道ツアーの後は、アルゼンチンの個性的&普遍的なシンガーソングライター、フロレンシア・ルイスのライブがあり、大盛況でした。彼女とは両国でプライベートでもいろいろ遊んだり、お互いの家に泊まったりとすっかり仲良しです。今年、また一人大好きな南米の音楽のお友達ができました。音楽的に刺激も受けるし、本当に世界中に素晴らしきアーティストがいるのだなあと思います。

そして写真家の板垣真理子さんのブラジル写真展で、初めてギターの助川太郎さんとデュオで歌いました。とても楽しかった上、これからどんどん共演する機会があればいいなと思います。
このコンサートはカラフルで強いエネルギーを放つ真理子さんの写真の力もあり、神々しくもあるような(divino)、でも親密(intimo)な時間でした。共演者、客席が境がなくなるくらいの感覚で一体になって、いいコンサートができた、という日はいつも肩こりがなくなっていたりします。(フランチェスカと一緒に歌ったチリのコンサートもそうだった・・)この日もすっかりよくなっていました(笑)。これぞ、癒し。会場のRainy dayがとても素敵な空間だったこともあったのでしょう。

そして、6/3にはピットインで、鬼怒無月さん&勝井祐二さんのデュオ、ペルフルにゲストとして参加させていただきました。いつも歌っているレパートリー、そして即興がどれもとっても美しく織りなされて、心地よく酔いました。同じ曲でも共演者によって、楽器によって、がらりと様子を変えていくから、やめられません。

そして、極めつけは大阪の愛する仲間達のお店CHOVE CHUVAの10周年ライブ。CDが出た頃から応援してくれている店長カナミちゃんの理解とアイデアのおかげで、いろいろなミュージシャンと出会えたり、それから仲間になったりが続いています。今回は、CHOVE CHUVAの仲間達の総動員、というようなメンバーで、東西の皆さんとあえて、皆さんのいろいろなバンドでの演奏を聴けて、本当に懐しかったです。私は沢田穣治さん&アミーゴスと出演でした。CHOVE ならでは、でいろいろありました。いやいや、本当に多彩でした。愛と笑いに溢れていて、とっても幸せな気持ちで大阪を後にしました。
ちなみに、沖縄出身シンガー、比屋定篤子さんとデュオで試みたのは、「月ぬ美しや」とTonada de la luna llena(ベネズエラ)を同時に歌うというもの。これは、一度沖縄で楽器入りでやってみてとても不思議に美しかったのです。月はすべてを照らし、サトウキビやトウモロコシ畑の景色という共通点もあいなって、とても不思議にマッチするのです。
CHOVE CHUVAには、これからもずっとずっと関西に、幸せな音楽の太陽を昇らせてほしいです。本当におめでとう!!

それから、土曜日は、松田美緒&ビスコイット・グローボで、「すぺいん語の日」なる日に、セルバンテス文化センターで演奏しました。新曲はこの日のために鬼怒さんとデュオ「El Ultimo Cafe」、キューバのボレロ「Eclipse」と、ポルトガルも対象に入ったというので「Lisboa Cidade」。ヤヒロさん、ファドにパンデイロ入れてもカッコイイ、さすがカナリア諸島育ち、と思ったのは私だけではないはず・・・!
ライブは短い時間でしたが、とても楽しかったし、みんな一緒にパーッと天につながる瞬間があった、やっぱりこのバンド凄いです!
ビスコイットのライブは秋冬までないですが、12月には東海に行く予定です。東京でもそのうちライブをしたいと思っています。

それから、翌日の鷹の台の「すうぷ屋」Minさん主催「鷹の台bossa」に出演。ピアノの高島正明さんはカンタ・ジョビンで初めてご一緒しましたが、今回はデュオ。伴奏の腕にうなりつつ、流麗に展開する音楽を歌いながら、ああ、それにしてもなんて美しい曲なんだろう、という思いがこみあげました。
ジョビンも、武満徹も、ファドも、歌詞のひとつひとつにメッセージがあって、その言語ならではのリズムや遊び、美学があって、それを毎回どういうふうに、どんな音と重なっていってみようか、いわずにいられないのか、それが楽しくてしかたないのです。
一生、世界中の美しい歌たちをいとおしんで、歌っていきたい。

今月も、各会場にいらしてくださった皆さん、ありがとうございました。

来週からは仙台に行ってから、また南米へ行き、新しいCDのミックスとマスタリング、そしてウルグアイ、アルゼンチン、チリ、ベネズエラでコンサートの予定です。
ウルグアイ、アルゼンチンではウーゴ・ファトルーソとデュオ、そしてチリでは、作家Francisco Mouatさんが企画してくれているコンサート。歌手Magdalena Mattheyさんやチリのミュージシャンたちと、また心つながる交流ができそうです。それからベネズエラまで・・・。詳細は後日!
ハードなスケジュールと結構な移動距離ではありますが、頑張ってきたいと思います。

日本での次のコンサートは8月29日、モーションブルーで、「カンタ・ジョビン」をやります!
沢田穣治さんのストリングスアレンジ、ジョビンのカンソンの世界を、ぜひぜひ聴きにいらしてください。
よ・ろ・し・く、お待ちしています!!058.gif
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by miomatsuda | 2011-06-21 00:01 | ◆日々雑感/Notes | Comments(0)
6月のライブ
イタリアの原発反対国民投票が可決など、東日本大震災をきっかけに社会の動きをダイナミックに感じる日々です。日本も古い体制が崩れて、少しずつ動いているのを感じます。
第一線で命をかけて仕事をしている人がいる中で、政治家の権力争いよりも、被災地の人々の生活と復興、放射能とのつきあい方、これからのエネルギーをどうしていくかの研究が最優先されることを願います。

私も現実を見つめながら、歌手として、日々精一杯歌を歌おう。

6月のライブです。

6月15日(水)小平市
沢田穣治 with strings にゲスト出演。
open 18:30 start 19:30 
前売り¥2500 当日¥3000
会場 小平駅すぐ
~文化のある集~衣食住アートin (白矢アートスペース)
http://www7.ocn.ne.jp/~shiraya/artspace.html

沢田穣治(作曲、ベース、etc.)
高島正明(ピアノ)
秋岡欧(バンドリン)
工藤美穂(vl)
越川歩(vl)
小原直子(va)
古川 淑惠(Cello)

松田美緒(vo)
-----------------------------------
6月18日(土)すぺいん語の日  http://palabras.jp/dia-e/?lang=ja 
イベント10:30〜20:00 (出演は15時30分予定)
松田美緒&ビスコイット・グローボ
<松田美緒vo、鬼怒無月g, 佐野篤b,ヤヒロトモヒロperc.> 
会場:セルバンテス文化センター東京 B1F オーディトリアム 
〒102-0085 東京都千代田区六番町2-9 Tel 03 5210-1800 Fax 03 5210-1811

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6月19日(日)小平市
イベント 鷹の台Bossa
出演;
*Min(Vo.Gr)with 吉田和雄(Dr)鈴木厚志(Pf)
*吉田慶子(Gr.Vo) &笹子重治(Gr)ショーロクラブ
*トキオ.ボッサ.トリオ遠藤律子(Pf) 吉田和雄(Dr)山根幸洋(Ba)
*松田美緒(Vo), 高島正明(Pf)

開場15:00/開演15:30
〇会場;白矢アートスペース http://www7.ocn.ne.jp/~shiraya/artspace.html
     東京都小平市美園町1−4−12(西武新宿線『小平駅』南口下車徒歩1分)
〇チケット;前売¥2500/当日¥3500
*チケット予約は下記メールのみになります。
   soup.hygge@gmail.com(氏名、住所、希望アーティスト、枚数、電話番号を記載下さい)
〇主催:お問合せ: すうぷ屋Hygge; Tell 080-6521-5454 http://www.soup-hygge.com/index.html

7月はウルグアイで新しいCDのミックス、そして南米4国でコンサートをしてきます。
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by miomatsuda | 2011-06-15 12:45 | ◆最新情報/News | Comments(0)
CHOVE CHUVA 10周年祭
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6月12日の日曜日は,大阪の愛するブラジル音楽CDショップ&ライブハウスのCHOVE CHUVA10周年ライブです。
CHOVE CHUVAは,今までいろいろな形でおつきあいさせてもらっています.2007年のジョアン・リラ来日のツアーや,ブラジル大使館のライブ版CDリリースなどを一緒に取組み,ライブも毎年やっていますが,今年はなんと10年!おめでとう!ということで,盛大な祝祭イベントです。私と澤田穣治さんの共演も,一番初めは,CHOVE CHUVA店長カナミちゃんがとりもってくれました。そのデュオで感謝をこめて出演させていただきます。
東西のアーティストたちとお客さんで盛り上げて楽しい音楽祭しましょう!関西の方,どしどしお待ちしています!

CHOVE CHUVAのページをご覧ください。http://www.chovechuva.com/live/page000410.html
6月12日(日)

大阪のブラジル音楽処CHOVE CHUVAの10周年音楽フェスティバル
「10th Aniversario CHOVE CHUVA FESTA!!」

■場所■大阪梅田Shangri-La http://www.shan-gri-la.jp/〒531-0075  大阪市北区大淀南1-1-14  TEL 06-6343-8601

■時間■ open16:30 start 17:00
■チャージ■ 前売3500円 当日4000円(別途ドリンク500円)

司会:オカノアキラとカナミ
出演者:比屋定篤子 笹子重治
NACIONAL JAM'S(山村誠一、永見行崇、山田晴三、中村岳)
東京緊縛オーケストラ(有末剛、沢田穣治、福和誠司、叶じょい)
秋岡欧トリオ(秋岡欧、山田裕、福和誠司)
松田美緒 沢田穣治
Food:チーズ魂
PA:WanskStudioMild犬島和宣
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by miomatsuda | 2011-06-09 22:17 | ◆最新情報/News | Comments(0)