松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
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<   2008年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

ファド
今日は、雪降る京都で、やーそこと7弦ギタリスト山田裕氏と打ち合わせ、最終曲選びをしました。編成もあるのか、ファドがぐぐっと増えました。

ポルトガルに住み、ファドにどっぷり浸かってから、本当に私らしい表現を求めて海を渡り、カーボヴェルデ、ブラジルへ。完全なファドコンサートをするのはしばらくお休みしていました。というか、いろいろなことをやっていたので、ファドだけのライブは、期(気)が熟してから、と思っていました。
リスボンに居たころは、ファドは自分の表現であると同時に、庶民文化のおもしろさもあり、下町のファディスタやファドの文化を追いました。それに、日本人がポルトガルの歴史を内包するような歌を、たとえば「ファドを歌うのはポルトガル人の証し♪」とかいう歌詞を手放しで歌うのはやめようとの思いもあり、なるべく伝統的なルールも覚え、自分らしい詩を選んで歌っていました。それでも、どうも旅の虫と音楽的探究心がおさまらず、大西洋を渡ってしまいました。

こんなふうに、ある意味、歌うにあたって自分に課題をつきつけていたファドですが、最近また自然に生音で歌いたくなりました。いい曲をいい曲として歌うのはいいものです。やっぱり、ファドは生音の音楽なのです。一切無駄な音がなく、魂がぶつかりあうような音を目指したいものです。将来はこんなふうに自然な歌の宴をしたいなあ、と思っています。
まずは大阪の無花果で第一弾生音ライブ。

全国で、生音がよく響く自慢のスペースをお持ちの方、ご存知の方は教えてくださーい!(笑)

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前述のつのださん(もう他人とは思えません!)のお宅で酔ってファドの図。つのださんは昔ポルトガルギターを弾いていらっしゃったのでした。これも運命!?
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by miomatsuda | 2008-02-28 01:34 | ◆日々雑感/Notes
旅芸人の記憶
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テオ・アンゲロプロスの映画じゃないけれど・・。
さる直観力の優れた御仁にご紹介いただいたのは、リュート奏者のつのだたかしさん。
CDはかねがね愛聴していたのですが、なんとこの方と、3歳のときに会っていたらしいことが判明!3年続けて私のいた町に演奏にいらしていたのです。

田舎で子供時代を過ごしていた私は、時折やってくる旅の人たちの話を聞いては広い世界に憧れ、旅に憧れていたものでした。外から来る人たちが音楽を奏でたり、話をしたり、「この外にある世界はこうなんだよ」とイメージさせてくれるたびに、いつか必ず旅をするんだ、と意志を固めていた気がします。それがこの流浪の精神の始まりでした。いや、海の民のDNAでしょうか。一度出てしまってからはもう旅をやめられなくなりました。
たくさん旅をして、その土地の人たちの話を聞き、歌を音楽を聴き、一緒に歌うことほど楽しいことはありませんでした。喜怒哀楽や祈りを表現する音楽に身をゆだね、人間は何処にいてもみんなつながっているのだと感じました。旅をして、私が見た世界はこうなんだよ、と私の言葉で話し、聞く人の夢や想像を掻き立てたい、自分がしてもらったように。そこが自分の姿勢の出発点だったのかもしれないと思います。

つのださんも、物心ついていない私にそういう広い世界を伝えてくれた貴重な人だったに違いありません。その証拠に、5歳くらいのときに作って歌っていた歌が、どうもヨーロッパの古楽っぽい!のです。影響されたのでは!?と思います。
昔から、私は後ろの丸いブズーキやリュートなどの楽器の復弦の音に魅せられてきたのですが、人生の中で初めてその音を聴いたのは、どう考えてもつのださんの音が初めてでしょう。このすごい巡りあわせに合掌。

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5月に、日系移民100周年記念ということで、私のコンピレーションCDを出していただくことになり、選曲していますが、3年続けて出したCDを聴きなおして、いろいろなことを思いました。未熟さや今ならこうするのに、という点もたくさんありますが、「旅」というひとつの私のテーマを追いかけて、ブラジルと日本を海を越えて移動した人たちや、ポルトガルからブラジルへ乗り出した人たちの歌をうたおうと取り組んだ気持ちはとても強いものでした。
そんなストーリーを共有してくださったり、私の歌たちを大事に聴いてくださっている皆さんに、心から感謝しています。
一生新たな旅をして、新たな夢のある世界を伝えられるような旅する歌手でいたいと思っています。
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by miomatsuda | 2008-02-26 15:56 | ◆日々雑感/Notes
CPLP 無事終了!
CPLP!ミュージシャンに鬼怒無月さん、ヤヒロトモヒロさん、ゲストのヴァイオリン江藤有希さんと、8ヶ国の歌を歌ったイベント、とても楽しく終えることができました。
やっぱりポルトガル語で歌い、ポルトガル語で話すと、流れが自然なので、MCの問題は解消されました(笑)。14曲をたっぷり演奏して、いろいろな国の方に聴いていただきました。そして、故郷の歌を懐かしく聴いていただけたことがとてもうれしいです。そして、ひとつの旅のようだったと言っていただけて、うれしかったです。
今回は、日系移民100周年イベントも兼ねていたので、「雨降りお月」をポルトガル語と日本語で歌いました。
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写真はブラジルのアンドレ・アマード大使と東チモールのドミンゴス・サルメント・アルベス大使と一緒に。
東チモールの歌は、初めて聞いたときは、なんじゃこれ!と思いましたが、歌ううちにもう頭から離れなくなってしまったいい歌「Masi Olarinda」(幸せをうたおう)でした。
そのほか、ポルトガル、アンゴラ、モザンビーク、サントメ、ギネ・ビサウ、カーボ・ヴェルデの歌を歌いました。どの歌も、リスボンで出会ったミュージシャンが歌っていたり、縁ある国の大好きな歌です。これからも、あまり日本では知られていない場所の名曲もどんどん歌って、少しでもそんな土地のにおいと人々が奏でる音楽の魅力を伝えられたら、と思っています。

5月に鬼怒さん、ヤヒロさんと同じような演目をお届けするライブをします。お楽しみに!
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by miomatsuda | 2008-02-21 14:03 | ◆日々雑感/Notes
とうとう明日
とうとう、明日です。CPLPというとお堅く聞こえますが、ポルトガル語圏の歌を歌うコンサート。ブラジル大使館にて、8カ国の歌を歌います。
ライブレコーディングもあり、さて、はたして無事にできるのか!?いや、恐れてはなりませぬ。ポルトガル語圏の海(大西洋、インド洋、日本海??)を統べる女帝の気持ちになって盛り上げていきたいと思います!(なーんちゃって!!)見ていただけなくて残念ですが、必ずや同じメンバーで再現ライブをしようと思っています。
頑張りまーす!
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by miomatsuda | 2008-02-17 15:14 | ◆日々雑感/Notes
演歌、ジャズ、ファド~ポピュラーミュージック~
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今日は、椿山荘で行われたシンラート音楽祭に行ってきました。行ってみたらびっくり。八代亜紀さんがジャズスタンダードを歌う!という。バンドはみな女性。全然なよなよしてなくて、勢いありました。矢野沙織さんも参加。
いや~すごかったです!!スゥイングしながら舟歌、かっこよかった!確信犯のジャズアレンジ。演歌もこうなるとユニヴァーサル?!
以前、八代さんがナビゲートしたリスボン、ファド紀行の番組がとてもいい番組で、当時、まだ見ぬリスボンのイメージをもらいました。 熊本に残るポルトガル語の話とかをしていたような・・。
打ち上げでお話したら、「演歌もジャズもファドも、ポピュラーミュージックはみな同じよね」とおっしゃいました。日本のポピュラーミュージック界の重鎮の言葉が心に響きました。
飽きさせないエンターテイメント!!を見せていただき、すごい刺激になりました。うーん、さすが~!
チャペルやラウンジでもクラシック、ジャズのいいライブをやっていて、とても充実した音楽祭でした。
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by miomatsuda | 2008-02-15 23:26 | ◆日々雑感/Notes
雪と紅梅
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近所の北野天満宮に行ってきました。
よいお天気で、昨日の雪が道端に残るなか、梅の花が元気に咲き始めていました。
梅は、じつは一番好きな花かもしれません。
無駄な飾りがいっさいなく、枝からあらわれる蕾。
その原始的で生命力にあふれ、可憐な姿に、しばし自分の音楽のありかたを考えさせられました。
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by miomatsuda | 2008-02-10 14:27 | ◆日々雑感/Notes
灰の水曜日
 今日は、カーニヴァル最後の日Quarta feira de Cinza(灰の水曜日)です。
 昨日はどうも興奮して眠りにつけず、いろいろなことを考えて、書き綴ったりしていたのですが、よく考えたらそれもそのはず。こっちで深夜のあの時間はブラジルではカーニヴァルの最高潮!ナンデ ワタシハ ココニ???と自問せずにはいられませんでした。
 今年は日系移民100周年を記念して、リオのPorta de Pedra や サンパウロのVila Mariaなどのサンバブロッコが、日本文化をテーマに盛大なパレードをしていました(というのを映像&写真で鑑賞)。その場で見た人はいいなあ!まさに歴史的瞬間、ではないでしょうか。それに、フレーヴォ100周年だし、今年はやっぱり行っておきたかったです。でも、これも世の常。今日は最終日なので、祭りもものすごい盛り上がりでしょう。どうして日本にはカーニヴァルがないの!?秩父屋台囃子バンザイ!
 
 写真はジョアン・リラが送ってくれたピメンタ(唐辛子)の写真。魔除けにもなるそうです。
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by miomatsuda | 2008-02-07 00:08 | ◆日々雑感/Notes
ポル語のおはなし
今日は、ポルトガル語のお話。
同じポルトガル語とはいっても、ポルトガル、ブラジル、アンゴラ、モザンビークなど国によって、ぜんぜん違って聴こえます。
ブラジル人がポルトガルに行って、発音がまったく聞き取れず、最初はとても苦労するようです。私ももし、ブラジルから先に行っていたら、きっと同じだったでしょう。
ブラジルに比べるとポルトガルはほんとに早口で、しかもシュの発音が強いし、口を閉じて話すので、聞き取りはとても難しいようです。どうやって言葉を覚えたの、とよく尋ねられますが、私はまずブラジル人コミュニティーでポルトガル語をいっぱい聴いたのが始まりで、それからポルトガルのテレビやファドから、ポルトガル式発音に慣れていきました。アマリア・ロドリゲスの特別番組のインタヴューを何度も聞き取りしていた覚えが・・。始めはほとんど「想像」です。初めてポルトガルに行ったときは、想像(解釈、というか)と聞き取りで、奇跡的に人が話していることが伝わってきました。ずっと聴いていると耳が慣れてくるもので、ある日、「あっ、すごい、私、この人たちが言っていることがわかる!!」とびっくりしたほどです。

独断に基いて言うと、ポルトガルでは、口は閉じ気味で、下降気味のイントネーションになります。母音もあまり強く発音せず、eとaの間の発音などが多くなります。(韓国の人は上達が早いかも・・)
まあ、それでも、日本語に比べると口はもう少し大きく開けるので、ファドを歌いすぎて、ある日口角から血がでたことがありました。ひいっ!口避け女!?と驚きましたが、どうやら日本語では使わない運動をしたからのようです。

ブラジルではそれよりももっと口をあけて話すようになります。口というか、口の奥をあけて話すので、もっと発音がはっきりわかりやすくなるし、リズミカルです。同じブラジルでも、州によって発音がものすごく変わり、南のほうは巻き舌で、まるでスペイン語のよう。そして、北にいくと、ポルトガル的になったりします。アマゾンなんかはインディオの言葉の影響で口は閉じ気味で詰め込んだように話すし、バイーアではものすごくリラックスした話し方です。(カエターノもそうでしょう!)だいたい、話しているとどこの人かわかってくるものです。ジョアン・リラなんかはノルデスチ(北東部)まるだしの発音でした。日本の方言と同じですね。

まあ、そんな発音の違いはあるにせよ、大西洋が間にあることでものすごい違いがでてきます。ポルトガルとブラジル。
ポルトガルで普通に「女の子」の意味のRapariga(ハパリーガ)はブラジルに行くと、なんと「娼婦」になってしまうんですねー。ああ、こわい。
そのほかいろいろなヤバイ言葉があるのですが、ちなみにアンゴラの美味しい郷土料理「muamba」(ムアンバ)は、ブラジルに行くと、「ヤミ市」となってしまうのです。闇市で手に入れたもの、闇市の人などを指します。ああ、なんてこと。
あと、ポルトガルでよく使う"Que giro"「ク・ジール」(発音はこんなかんじ)は、「なんてかわいい!」という意味ですが、これをブラジルで言うと、くすっと笑われます。ものすごくポルトガル的だからでしょう。ブラジルでは"Que bonitinho!coisinha fofa!"「キー・ボニチーンャ!コイズィーンャ・フォーファ!」などとおっきな口をあけて言いますね。

発音で言うと、定番句となりつつある"Saudade"ですが、これはポルトガルでは「サウダーッドゥ」(カタカナ表記にかなり無理がありますが・・・。)、ブラジルでは「サウダーヂ」、カーボヴェルデでは「ソダーッドゥ」となります。私は「サウダーデの歌姫」と呼んでいただいたりするのですが、発音で言うと、アンゴラが一番近くなります。いいんですが、べつに・・。ブラジル北東部ペルナンブーコ州やアラゴアス州なんかでは「サウダーディ」と言われます。どんな発音でも、言葉に出したときのなんともいえない郷愁の甘みは格別なのですが!

そのほか、文法的に言うと専門的になってしまうのですが、言い方が変わったり、丁寧な言葉も言い方が変わってくるのです。その最たるものが、「Voce」(ヴォセ)これは、ブラジルでは「あなた、君」という意味で誰に対しても使われますが、これ、ポルトガルでは丁寧語。普段は「Tu」(トゥ)を使うので、Voceというとほんとに、丁寧になってしまいます。自分の子供にVoceというのはまずおかしくなります。逆にブラジルではTuというと、知らない人に言うと失礼に当たる、ほんとに親しき間だけの呼び名。北東部では愛情を込めてTuを使いますが。
ブラジル音楽はポルトガル語圏の国々に多大な影響を与えていて、ポルトガルでもVoceをつかって歌われたりしますが、違和感を感じます。まあ、普段使わないし、ね。
カーボ・ヴェルデやギネ・ビサウのクレオール語では、Bo(ボ)を使います。これはVoceが短くなったものでしょう。
アンゴラやカーボ・ヴェルデではすごく母音の強い発音でポルトガル的なポルトガル語が話されます。訛りが強くて逆に愛着を感じるほど。アンゴラで使われている造語というのも面白いものです。Gozacao(冗談)とか。Gozarという動詞から来てるけれど、これはもうブラジルでは使えない!!
アルゼンチンでは、ポルトガル語の動詞がスペイン語でまったく違う意味に化けて、恥ずかしいこともありました。あぶないあぶない!

こんな状況なので、ポルトガル語を話すときは、話す相手の出身国によって、頭を切り替えるようにしています。でも、そんな器用なことはなかなかできないので、ポルトガル人からは「ブラジル人みたいに話すね」と言われ、リスボンに長居した後、ブラジルに行くと「ポルトガル訛りになったね」と言われます。なので、最近は「大西洋のポルトガル語なの」と答えるようになりました。
でも歌うときは、その国の発音を最大限にしようとしています。やっぱり、「ことば」がリズムを作るので。

ポルトガル語圏のことばの違い、とても面白いので、ぜひ音楽を聴き比べて違いを聞いてみてください!
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by miomatsuda | 2008-02-02 23:56 | ◆日々雑感/Notes
Travessia
 今日は久しぶりのショヴィ・シュヴァライブでした。ベースの岡野さんが加わって、初めてのライブ。
 Milton Nascimentoの「Travessia」を今日初めてカヴァーしました。あまりにいい曲なので、アンコールでも歌ってしまったほど。
あと、映画「黒いオルフェ」のテーマ曲「オルフェのサンバ」や「カーニヴァルの朝」のほか、せっかくだから、最近のテーマであるポルトガル語圏の歌を大阪でもやりたい!ということで、アンゴラ、モザンビーク、カーボ・ヴェルデの歌をやーそとデュオで歌いました。
 
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このバンドのサウンドをこれからどんどん深めていって、関西でもライブをしていきたいなあと思っています。5月には九州ツアーも?!
 もう2月が始まります。今年はカーニヴァルに行けませんが、寒い中でも気持ちを盛り上げていきたいです!ねっ!!!
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by miomatsuda | 2008-02-01 02:01 | ◆日々雑感/Notes