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CPLP

 Comunidade dos Paises de Lingua Portuguesa ポルトガル語圏諸国 (ポルトガル、ブラジル、アンゴラ、モザンビーク、カーボ・ヴェルデ、ギネ・ビサウ、サントメ・イ・プリンシペ、東ティモール)の歌を歌うというブラジル大使館のイベントのために、各国の歌を猛特訓中です。聞いたことがない国がたくさんあるかもしれませんが、みな、ポルトガル語を公用語とする旧ポルトガル植民地。ヨーロッパ、アフリカ、アジア、インディオ、たくさんの文化を内包するポルトガル語圏の世界は、大航海時代に繁栄をきわめたポルトガルの誇りを込めてLusofoniaとも呼ばれてきました。とはいっても、ポルトガル語のほかに無数にある言語。また、無人諸島カーボヴェルデに連れてこられた奴隷の人たちがポルトガル語を強要され、生き残りと共存のために生まれたミックス言語、クレオール語。これがとても心に響いて魅力的です。「SAIKO」という歌はクレオール語です。
 それでもまだほとんど知られていない世界。リスボンとカーボヴェルデにいたときの経験を生かして、どうせならとてつもない音楽の旅になれば、と選曲しています。カーボ・ヴェルデの音楽は、サン・ヴィンセンテ島のモルナやコラデイラはセザリア・エヴォラで有名だけど、最近Mayra AndradeやTchekaなど若手のアーティストをたくさん生んでいるサン・ティアゴ島の音楽にも挑戦です。アンゴラ、モザンビークなどは東西南北で言葉が全く違うので、どれを歌うか迷うところ。歌詞がないのも多いし・・。去年、モザンビークの歌を覚えて歌ったら、大使が北の人で全くわからなかったということもありました。それでも、わが国にこんな歌があったのか、と喜んでもらいました。東ティモールは大使館から音源を送っていただきました。初めて聞くのでとてもおもしろいです。ブラジルとポルトガルもおびただしい数の名曲の中からどの曲を選ぶか、なかなか迷うところ。そして、今回は各地域の生んだ詩人の詩をご紹介できたらと、これもまた勉強中。ポルトガルからブラジル、アフリカ、アジアへの海の道をたどって、道中の豊かな音楽の世界が垣間見られるようなライブにしたいなと思っています。もちろん、鬼怒無月さんとヤヒロ・トモヒロさんと一緒なので、すごく面白いことになりそうで、今からわくわく、楽しみです。
  まずは1月24日のプラッサ・オンゼで第一弾をやります!乞うご期待!
by miomatsuda | 2008-01-07 00:15 | ◆日々雑感/Notes

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