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濃い二日間

 水曜は、サンタ・テレザの上の方に住んでいるビーアことベアトリスとホセ夫妻の家に行ってきました。サンタ・テレザは、初めてリオに来たときに居たところ。車がないと不便だけど、リオが見渡せるすごくきれいな丘です。ビーアとホセはチリ人で、ホセはパーカッションをキューバで学び、こっちでエグベウト・ジスモンティの娘で素晴らしいピアニスト、ビアンカ・ジスモンティとトリオをやったり、生徒にキューバのリズムを教えたりしています。ビーアはダンスをやっていて、キューバとブラジルの踊りをミックスしたダンスグループを作って、活動中。ホセは、コンガのイベントを以前のカーニヴァルで企画して、サンタ・テレザの道がキューバのリズムであふれたことがありました。彼らの家に行くといつも若いミュージシャンがいて、ジスモンティやエルメート・パスコアルの音楽から古いサンバが聞こえてきます。その日もOrquestra Itibereのメンバーが来ていて、古いサンバを新しいアレンジでやっていました。20代前半の子たちばかりで、みんなすごい才能がある人ばかりです。時々会って遊ぼうということに。
 それからポルトガルで知り合ってから友達になり、リオに来たら泊めてもらっていたオリンダ出身の歌手シンチャの家へ。彼女は「スター誕生」みたいな番組"Idolo"の審査員をTVGloboで始めてから、ブラジル全土にファンクラブができるほどの人気ぶり。彼女の旦那さんのクラウジーニョは、ジルベルト・ジルのバンドでキーボードを弾いています。シンチャは強い意志を持った女性で、話しているといろんな刺激をもらいます。久しぶりに会えて、ほんとよかった。     
 その後は深夜2時に歌うことになっていたラパのクラブ、デモクラーチコへ。フォホーのバンドが演奏していて、私の出番は3時くらいらしい。「パライーバ」とフォホーバージョン「サイコー」を歌うために、踊りながら待つ。お客さんは1000人以上で、すごい熱気。まるでサウナのようでした。私がゲストで歌うバンドは、その熱気の中、ザブンバとアコーディオン、ヴォーカルというシンプルな編成で、それでもすごいグルーヴでした。歌手は、玄人には今一番だと言われているサンバ歌手モエゼス。彼のフォホーもグルーヴィーで気持ちよかったです。「パライーバ」を日本語で歌うと、会場が一瞬止まってそれからすごい盛り上がりました。楽しかった!
 明け方に帰り着き、翌日は9時からのOrquestra Itibereのリハーサルに行くために仮眠したのでした。
by miomatsuda | 2007-04-08 04:00 | ◆日々雑感/Notes

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