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ペルナンブーコのカルナヴァル その1

ブラジル、ノルデスチ(北東部)のペルナンブーコ州、レシフェのカルナヴァル(カーニバル)。
一年に1週間だけ、祭りが町中を支配し、人々が喜びに歌い、踊り、仮装しては遊ぶ、素晴らしい日々。

レシフェの町は、ポルトガルはもちろんオランダの影響が強く、ユダヤ人の南米最初のシナゴーグがあったり、砂糖貿易で巨万の富を築いていたり、混じり合った人種、文化、音楽がなんとも魅力的な場所だ。
初めて行ったときは、旧市街で聴こえてくる様々な音と目に入ってくるいろんな音楽は、頭がくらくらするほど刺激的だった。
今回も本当に毎日毎日道に出て、いろいろな音楽を楽しんだ。昼過ぎに町へ繰り出して、明け方に帰ってきては寝る、という6日間。
何しろディープなので、とりあえず写真で少し紹介します。
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カルナヴァルの幕開けは、ナナ・ヴァスコンセロスの指揮で10のマラカトゥのグループが一斉に叩く!突然の大雨もこの開会式の時だけはぴたっとやんだ。

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 人々が町を埋める。マルコ・ゼロ広場は毎晩こんなかんじ。毎日ブラジルと世界中のアーティストが演奏し、もちろん無料でみられる。

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 雨が降ってもみんな、傘をもって踊る。

次の日は内陸のゴイアニアという町へ、カヴァロ・マリーニョとブンバ・メウ・ボイをあわせたボイ・マリーニョというグループに参加した。メストリ・アンブロージオのメンバーのエルデールに続いて、踊りながら町を賑やかし、歌試合を盛り上げる。町を練り歩き、尊敬されるマスター達の庭先で演じる、サトウキビ畑の育んだ民衆芸能。
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 バスの中から盛り上がる。
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誘ってくれたサナエさんは、8年間レシフェに住んでいる、ペルナンブーコの様々な音楽芸能の研究家。最強のガイド&お友達。
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衣装にも着替えさせてもらった。いいな、これ!
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列を組んで町へ繰り出す前に、このご神体の牛(ボイ)を囲んで儀式。

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シンプルなメロディーの中で素晴らしく韻を踏んで即興するマスター達。30分以上続いたことも。

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Boi Marinhoのリーダー、エルデール。
途中で雨が降ってびしょぬれになりながらも、楽しかった!
by miomatsuda | 2012-02-28 05:43 | ◆旅日記/Traveler's note

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