松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
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師走に。
とうとう今年も暮れようとしています。
年末大掃除から部屋の大改造、今年のまとめをしています。

今年は、激動の年でした。
震災、原発事故、つらいニュースは飛び交い、一言でこんな年とまとめられるような年ではないけれど、少なくとも「生きる」根本に心を向かわせるようなそんな時期だと思います。
私にとっても、ただ歌を歌うこと以上に、届けたいこころを見つめた年でした。

被災地でゼロから頑張っている人たちに出会ったことは大きかった。
仙台での人間復興プロジェクト、励まされたのは私のほうでした。
「がんばろう」という言葉は、東北でこそ、ずしんと心に響きました。

そんな中、自分の殻を破れたと思えることもありました。

新譜「コンパス・デル・スル」を作れたこと。
初めて決行した3カ国にわたる「ひとり旅レコーディング」でしたが、ウルグアイとアルゼンチンの音楽家たちと時間を一枚の作品にまとめて世に出せたことは、本当に嬉しいことでした。

2度にわたり、南米各国で思いっきり歌えたこと。
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ベネズエラでのKIZUNAコンサート。アンサンブル・グルフィオと共演して、フルートのフリオ・トーロさんと「月ぬ美しゃ」とTonada de la Luna Llena をデュオで演奏したあの空気が忘れられない。月に歌う歌、さとうきび畑の風景、遠く離れていても、人はつながっている。
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チリのサンチャゴ。7月は真冬、アンデスは雪をかぶっていました。

日本でもファドツアーやビスコイットのツアー、武満徹さんソングブックへの参加など、貴重な時間過ごせたこと。
今年も素敵な人たちと音楽が始まったこと。
私事ですが、25年ぶりに秋田の故郷に帰ったことも。
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これは、子供の頃遊んだ抱返りの滝。吸い込まれそうな青です。
吸っていた北の空気、生まれ育ったルーツというのに今更ながら目覚めました。今までの旅は序章にすぎない、人生これから、と思いました。不思議なものです。

先月別れがありました。
ポルトガルでファドを歌っていた頃、アルファーマのCasa das Linharesのオーナーであり、私を歌わせてくれていた恩人で大好きな友人マヌエル・バストスが、亡くなってしまいました。
リスボンの頃の私の日々は、彼のおかげでファドの心臓部に触れることができ、彼を慕って集まってくるファディスタたちの間で、ファドの誇りと愛を知りました。
Nobreza=気品ある人で、リスボンの伝統的ファドをこよなく愛し、ファドにもっとも適する環境を創っていた人でした。
彼にリスボンで会えないのかと思うと、信じられない思いです。それでも、石の壁に響いていた温もりと切なさの混じり合った声(saudosaというのか)が心に響きます。
マヌエル、本当にありがとう。あなたの本物のファドへの愛情とアルファーマでファドを育んだ軌跡、その人間性は永遠に世界中の友人たちの心にのこります。天国でアマリアに再会しているかな。その温かな声で歌っていてほしい。

師走に、大好きな人たちを思い出し、今年も暮れていきます。
ご縁で出会えた世界中のいろいろな人たちの影響あって今日があるのだなと思います。
来年も心のなかを豊かにふくらませていけるよう、命を輝かせていけるように。いっそう遠くまで歩いていこう。

今年は、振り返れば、思いっきりなんでもやりました。
今年も歌を聴いてくれた皆さん、一緒に音楽やってくれた皆さん、このブログ読んでくれている皆さん、心から、ありがとうございました。

みなさん、平和な良き新年をお迎えください。
2012年、心がたくさんの幸せで満たされる年となりますように。
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by miomatsuda | 2011-12-30 18:53 | ◆日々雑感/Notes | Comments(0)
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