松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
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「つばめ」
空は幾つもある。
嵐の空、黄金の空、私たちには見えない幾千の空を
つばめは飛んでいく。
その小さな身体にひるまぬ意志と希望、不安、失望を秘め
時には人生の底へ、
再び水平線を見渡す空へ。
故郷を離れる彼らを「つばめ」に重ね、その境遇を思う。
いつか戻ってくるその日を待ちながら。
「つばめ」には、移民する者に語りかけるメッセージがある。
「つばめ」というタイトルの曲は、ガルデルのタンゴやメキシコの名曲にもあるが、この曲はアルゼンチンのサルタ出身のフォルクローレ歌手エドゥアルド・ファルーが、パートナーで同様にサルタ出身の詩人、音楽家のハイメ・ダヴァロスと作った曲だ。

私がこの歌と出会ったのは学生時代、当時ギターを弾いていて、今では大阪のNOVOS NANIWANOSでベースを弾いているNOVIさんにもらったCDの中に入っていた。カルミーナ・カンナヴィーノとルーチョ・ゴンザレス(ギター)のデュオ。南米のいろいろな曲が入っていて、この曲はとても力強く心に響いた。
初めて歌ったのはカーボ・ヴェルデだった。ピアニストのゼ・アフォンソが弾きたいと言い、一緒にいたアルゼンチン出身の歌手ルシアが歌詞を教えてくれた。そのとき初めてその歌詞の偉大さを知った。

アルゼンチンもカーボヴェルデも、大西洋がめぐる地域の国々はすべて、移民を受け入れ、送り出してきた国だ。港から見送る家族、親戚、友人、恋人たちの行く先を思い、別離の悲しみにどれほどの涙を流しただろう。発つ者たちも、それぞれの人生を、どれほどの望郷の思いを抱え、生きただろう。

 雄大な空を飛ぶ、冒険者さながらに飛んでいくつばめ。世界のどこかに居場所を求めている者にとって、この歌の持つ力は並々ならない。
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by miomatsuda | 2010-01-11 13:28 | ◆"FLOR CRIOLLA"と私 | Comments(0)
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