松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
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「時を暖めて」
さあて、時間があるうちに、新作「クレオールの花」で歌った愛する曲たちについて、少しお話をしようと思います。今日は、"Templando Momentos"「時を暖めて」ウルグアイのNico Ibarburu ニコ・イバルブル作のカンドンベです。

ウルグアイにはカンドンベという音楽があります。
奴隷だった黒人たちが密かに続けていた太鼓音楽です。
初めて聞いたのは、ブエノスアイレスで、ルーベン・ラダのライブでした。
それからヤヒロさんとウーゴのDOS ORIENTALESでも。
ウーゴとREI TAMBORのEMOTIVOは、私にとっては涙なしには聴けないアルバムです。
3つのタンボールの響き合い、温もり、音、胸があつくなります。私にとって、マラカトゥを聴く時の感動と似ています。

それはさておき、「やっぱりカンドンベを1曲録音したい!」とウーゴに言ってみたところ、3曲ほどピアノで弾いて歌ってくれて、これに決めました。希望溢れる曲です。

 悲しみがきえるのをごらん 太鼓の音に
 人生がまた輝くのをごらん 太鼓の音に

作者のニコ・イバルブル。ニコのことを何もしらなかった私は、きっと恰幅のいい元気なお爺さんかと思っていたら、なんのなんの、私と同じ年代で、ウルグアイを代表する新進気鋭のシンガーソングライターだったのでした。この曲も入っている彼の最新アルバムはかっこいいです!

スペイン語のTemplarという言葉、そのニュアンスを訳すのに迷って、ニコにメールで聞いてみたところ、カンドンベでは、太鼓グループが行進する前に、道々におおきな炎を焚いて、それぞれが太鼓の皮(ロンハ)を温めるそうです。それが、"Templar"というのだと。そうやってチューニングしながら、一同、心をひとつにするのだと。こんなふうに独特のハーモニーと繊細な響きが生まれるのです。

なるほど、大いに納得して、「時を暖めて」というタイトルにしました。
「温めて」より「暖めて」のほうが、大きな範囲であったまりそうなので「暖」にしました。

ヤヒロさんと一緒に、ウーゴもタンボール・ピアノを叩いています。彼は子供の頃から白人が全然いないコミュニティーに行って、カンドンベのグループで太鼓を叩いていたそうです。カンドンベは、音の響き合いを表現するのに、とてもこだわりがあるらしく、この曲だけはミックスについて最後まで指示を出してくれました。

ニコに録音を送ったところ、とても感動したという嬉しい返事がきました。
ウーゴがツアー中に息子のValentin君と一緒に聴かせている写真を撮って送ってくれました。
d0101430_2372567.jpg

日本でいっぱい歌うからね!!

心が暖まりますように。

ニコ・イバルブルのページ  http://www.myspace.com/elnicoibarburu

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by miomatsuda | 2010-01-05 22:44 | ◆"FLOR CRIOLLA"と私
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