松田 美緒のオフィシャル・ブログ MIO MATSUDA's official blog
by miomatsuda
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ここ最近のこと

 やっと、日記を書けるような心境と環境になった。
 リオでは、Os Ritmistasの新しいCDの録音にまた1曲参加、私のオリジナル2曲も入るかもしれない。
ジョナサン・ノシター監督を訪ねたり、お友達と会ったり、ライブ観たりした日々。雨ばかりでリオらしからぬ寒さの日もあった。8回目のリオ滞在は、のんびりと過ぎていった。

 日本に帰る前、ニューヨークに3泊した。
ブロードウェイで、去年のブラジルでの撮影でお友達になった素晴らしき俳優、ビル・プルマンの演劇「オレアンナ」を見せていただいた。たった二人だけでぐんぐんと観客を引き込んでいく演技、忘れられない。そして、ハリウッドでかなり活躍していても、彼はとても腰が低くて、謙虚で優しい人だ。
私が出演した映画はかなり撮影時間が長く、ストーリーも3つあるので、どんな作品になるのかわからないけれど、監督の家で見せていただいたフィルムは、素晴らしかった。ビルもシャーロットもイレーヌも、映り方、演技、すべてにおいてさすが第一線の人たちだ。私のはというと。。あまりに自分すぎて恥ずかしいくらいであった。いやあ、MIO役とはいえ、あんなにあたしでいいんでしょうか。ただ、話が長いので、どんな展開になるのかわからず、恋人役のデイヴィッドもいったいどこで登場するかもわからないので、あんまり言わんとこ。ただ言いたいのは、この映画で知り合った人たちとの出会いに本当に感謝している。ブラジルで頑張っている俳優のお友達もできて、また人生が豊かになった。
 また、ブラジルで、Stompのメンバーのマリヴァウドとお友達になり、彼らのステージも観た。迫力あり、肉体派でロックなステージだった。
しばしの時間に、いろいろな人と再会して出会って、濃い3日間だった。

 帰国してから、初めての外出は、陶芸家で鼓童に長年在籍し、「Resonance」をプロデュースしていたダニエルと渋谷まで。ブラジル映画祭で上映している名倉監督の映画Pertificandoを観に行った。日本人がブラジル音楽をすること、ブラジルと日本のつながりがテーマで、ギターの阿部浩二氏を筆頭にいろいろな人が出ていた。へえ、こんなことをやっている人がいたのか!と驚き感銘を受けるシーンも。日系ブラジル人の人たちやブラジルのミュージシャンとの交流の映像もあり。つい最近までいたのに、そういえばサンタテレザの丘を降りたらあんな風景があったのだなと懐かしくなった。
  使っていただいた私のシーンは、Resonance2と、ウーゴ&ヤヒロさんとのライブ、その後の酔っぱらい(in ポルトニョール&日本語)インタビュー。日本語が「気になった」と人に言われたので説明しておくと・・・
「私は歌手なので言葉とかリズムとか向こうの人に比べると障害があるかもしれないけど、なるべく身体に入れようとしてる」みたいな言葉の意味は・・
「歌手としてひとつひとつの曲を生半可な歌にしたくないから、言葉もリズムも文化も大切に歌っているので、、なるべく身体に、血にいれようとしている」ということを言いたかったんですね、ハイ。現地で歌っても、受け入れてもらいたいんです、などいろんな気持ちが一緒になった言葉でした。日本語ムズカシイ。
 そして、各地の音楽をサラーッとかすめて飛んで行くようなことをしたくないので、というか、私はブラジル音楽が自分の核のひとつであることに本当に感謝しているのだ。ブラジルを愛していて、ブラジルの和音が、ことばが、歌がなければ自分ではない。
たとえば、ポルトガル語をしゃべる自分がいなければ自分になれない。スペイン語も、そう。
いつからか、葛藤というものがなくなっていた。ただあるのは、ブラジル、ありがとう、愛してるという気持ちだけ。そして、ラテンアメリカに降り立つたびに、「私の魂の一部はいつもここにあったんだ」と思う。
 いろいろなことを考えさせられる機会になった。名倉監督、おつかれさまでした。

 15日は、門前仲町で黒田京子さんと斉藤徹さんとの「うたとピアノ」コンサート。タンゴも、カエターノも、ファドも、武満も、ジョビンも、おふたりの解釈で、毎回本当にキラキラと輝きが違ってくる。こんな名曲を歌うだけでも幸せなのに、一期一会のトリオで歌える幸せ。ありがとうございました!!

 翌日は、京都へ。ベネズエラのリカルド・サンドヴァルとギターのマティアス・コレを平安女学院大学の国際観光学科の生徒さんのための特別授業へ連れて行く。ベネズエラの各地域の音楽を紹介、演奏して、あとでみんなで歌を歌うという授業。皆さんとても上手でした。あとでアンケートを目を細めて読んだ。「ラテン音楽の素晴らしさに触れた」とか「マンドリンやりたい」とか「スペイン語勉強したい」とか「音楽に国境はない」とか、とても希望あるコメントばかり。こういうふうにどんどん世界を広げて行ってくれたらいいなあ。

 そして昨日は、ショビシュヴァのライブ。リカルドたちのゲストとしてベネズエラの5曲を歌った。ベネズエラ音楽は独特のスウィングとリズムがあり、そして知的でもある。歌手にとって歌いがいのある曲が多い。あまりに気に入ってしまって、ウーゴと録音までしてしまった難解なホローポ、Pajarito en Solは、なんと向こうのかなり古いスタイルPajarilloで、その歌い手の大会まで催されるというきわめて伝統的な曲だったということをやっと知った。あらー!!!いつかその大会に出たいものだ!!

それから今月は、ウーゴ・ファットルーソとヤヒロトモヒロさんと一緒に作っているアルバムの録音の仕上げをした。
これから、歌詞を訳したり、メッセージを書いたり、とても楽しい時間が始まる。ミキシング、マスタリング、曲順考えたり、写真選んだり、うきうきしながら、オーマガトキスタッフの人たちと作る。どんなアルバムになるのか、私も本当に楽しみだ。

 来週は東京、沖縄でリカルド・サンドヴァルたちと共演する。けっこういろいろあるなあ!楽しんでいきます!!

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by miomatsuda | 2009-10-18 20:47 | ◆日々雑感/Notes
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